霜の降る夜

霜が降る寒い日は、梨はスプリンクラーの水を撒いて、霜から守ります。
水を撒いたらなぜ霜から守れるのかは、何度聞いても分かりません。
霜が降る=零度以下になる、水を撒く→水は零度以上→水を撒いた周りは零度以上になる、という仕組みと理解していいような、それだけではないような・・・。
とにかく、霜が降りそうな夜は、何時間かごとに起きて外の気温や葉っぱの凍り具合を確認して、冷えそうならスプリンクラーのスイッチをONにして、あとは朝まで寝る、ということをしています。
それも、園主だけ。私は家で寝ています。

d0116205_21191238.jpgがががっ、そんな機械任せなことをしていたら、スプリンクラーの調子が悪くなって、水の出が悪くなってしまいました。
なので、最近は、蝋を入れた缶に火をつけて、霜から守っています。こうなると、園主一人では大変なので、私も夜中に起きて一緒に梨園に火をつけて歩きます。
なんせ、街の灯かりも街頭も無い山の中。キーンと冷えた空気の中、徐々に缶に火が付いてうっすらと畑が明るくなっていくのは、なかなかに幻想的です。
ひととおり火をつけ終わって遠くを見ると、他の農園も蝋の灯かりでぼんやりと浮かんでいて、「ああ~、みんな頑張っているな~」と、なんだか須金の農園の一体感を感じます。


なんて、一晩か二晩か手伝ったから言えるのであって、こんな日が何日も続いたら寝不足で不機嫌になること間違いなしです。
しばらくは、気温が高くなって霜は降らなさそうですが、どうぞこのまま暖かくなりますように。もう霜が降りませんように。


<追記>
この日記の「水を撒いたらどうして霜から守れるのか分からない」というくだりを読んだ園主に、「何度も教えたのに!こんなこと書いたら僕まで分かってないと思われる!!だいたい僕の言うことは聞いてないって言うことじゃね」と言われました。
水が凍るときに熱が出るそうで、「潜熱」と言うそうです。その熱で、零度以下にならないのだそうです。
園主はちゃんと分かってやってますので、ご安心を!
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by nashinohanana | 2013-04-24 21:33 |